SS材のうち、SS400は最も使用頻度の高い材料とされます。SS400は、引張強さが400~510N/mm2のものを言います。
SS400には炭素が入っていないので熱処理しても硬化しません。
SS400は一般構造用圧延鋼材、S45Cは機械構造用炭素鋼と呼ばれる鉄鋼材料です。
両者とも同じ鉄ですが、成分や強度の規定が異なります。
切削性は良好。
炭素が入っていないので熱処理しても焼きが入りません。
切削、溶接ともに良好である。
SS400材を焼鈍処理により、内部応力を軽減させて、加工時の反りを抑える。
一般的に切削性は良い。
材料費が安く、一般的に入手しやすい。
被削性、良好。
溶接性は良好である。
旋盤切削性は良い。
切削加工としての難易度は被削性が良いため簡単である。溶接による修正も簡単に可能。
丸材でh8~h10程度。平材でh12~h13程度。
丸材はΦ2~Φ200まで。それ以上になるとS25Cになる。
焼きが入らないので硬度調質は出来ません。
掲載している以外のノウハウもございます。SS400の加工については、弊社にお問合せください。